1F正面をどうするか

1Fは店舗になっていて、ご覧の通り入り口と出窓になっています。
この出窓部分をぶち壊して、車が入れるような大きな入り口を作りたいわけですが、さてどうしましょう。
以前検討していた店舗用サッシ、トステムのラクタスはもうとっくに諦めています。

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とりあえずぶち壊して、折り戸を付けてみようという計画を進めます。

1f_facade.gif

出入り口のドアは生かし、折り戸計画を立ててみたわけですが、なんとも稚拙な図面です。

このときは「決定っ」と叫んだわけですが、これは後になってまた変更する事になりました。

 

キッチン決定

ユニットバスは「くるりんポイ」に速攻決めたので、あとはその中で最もシンプルなものにしよう、余計なものは標準機能だったとしても外してもらおう、ということでINAXのくるりんポイ仕様ルキナというモデルに決定。サーモフロアという冷たくならない床の仕様もお気に入り。

掴む棒とか大きな鏡とか小物入れとか内壁のツートンカラーといった標準で付いている余計なものを全部外したら見積もりが随分と安くなりました。

問題のキッチンは、吟味に吟味を重ねていくつかを選定、候補に残ったのはトーヨーキッチンのポルトとTOTOのレガセスでした。

トーヨーキッチンのポルトはMacでいうとiMacですね。なんか安いし、万能で廉価のモデルです。

2007年のポルトは現在(2009)のポルトより随分とデザインが良かった。ラインの揃い具合が素晴らしい。深いシンク、ダブル水栓、そして足、渋い色。もうほぼ決定です。

弱点はでかすぎるレンジフードで、ですからこれを選択から外し、単独他で購入しよう、ということまで計画しました。
レンジフードはキッチンメーカーにOEM供給している富士工業のスリムなカッコいいやつを選定、これをどこで安く買うかというところまで計画は進みます。

ポルトの図.gif

次点のTOTOレガセスは、表面処理がトーヨーキッチンと並んで質が良かったのと、富士工業のちょうど購入予定のレンジフードが標準装備だったことで一気に高得点。

さて結果を申し上げますとTOTOになりました。その経緯はこうです。

数年前に家を購入した友人がいまして、その時設置されていたガスコンロをIHに変更し、ガスコンロが新品のまま余っている。それを貰えることになりました。

キッチンメーカーのオプションで選ぶと割と高額な部類のガスコンロで、両面焼きで水が要らないグリルが付いたガラストップの上等なやつです。
「呉れ呉れ」ということで貰いに行きまして、そのままトーヨーキッチンに行って「ガスコンロがあるので、ガスコンロを外したセットをひとつくださいな」と言うと「ガスコンロなしは駄目です。どうしても貰ったガスコンロを使いたければ、ご自分で外して付け替えてください」と言うではありませんか。

おお。これはMacでいうと「iMacくださいな。でもHDDは自分のを付けるのでHDDなしでお願いします」「それは出来ませぬ」てのと同じ事ですね。

すごすごと諦め、TOTOへ出向きます。例の頭の良い素晴らしいお姉さんに「ガスコンロを貰ったんでガスコンロなしで買えますか」「もちろんです。形が合うかどうか確認しますね。ガスコンロの型番は、ふむふむ、これなら取り付けられます」「決定。じゃ、キッチン1個くださいな」

というわけでお客本意の素晴らしいサービスでTOTOの圧勝。

かっこいいトーヨーキッチンを諦め、夫婦で悪態をつきながら帰途に向かいます。

「ふん。キッチンの形なんてどうでもいいわ」「普通のでええわ」
「TOTOも悪くないもんね」「TOTOのサービスを見習いやがれ」
「トーヨーキッチンめお高くとまりやがって」「アップルの真似してもだめだめ」

あきらかに負け惜しみです。

さておまけの話ですが、ガスコンロをくれた友人には洗面化粧台も頂きました。ありがたやありがたや。



キッチンカウンターや食器棚を高品質・低価格でご提供♪

ショールーム

毎日昼間に検索して調べ物、夜に報告、週末毎にショールームを訪れるルーチンワークが定着しました。
ショールームで大事なのは、現物の商品もそうですがやはりお姉さんの接客態度です。

サンウェーブ

初めてショールームと言うところに出向いたのはサンウェーブ。パタパタくんや引き出し式のキッチンを見て興奮する我々にお姉さんも釣られて楽しそうです。そういうギミックが得意そうです。
お姉さん80点。テキパキしていて美人すぎず「キッチンは自信ありですけどバスは・・そのぅ、まぁ」と正直なところも大変よろしい。何でも気軽に質問できました。

ミカド

ミカドのショールームはシンプルなショールームでした。まさにただの展示場。お姉さんはひたすら事務的で丁寧。表面処理のサンプルも、重いのに次から次へ持ってきてくれました。申し訳ないんですがミカドの商品にはあまり特徴がなくて、他で見たような機能がちらほらと採用されています。定価は別として、実売価格を見るに、とにかく安く出そうという姿勢が感じられます。

タカラ

タカラのショールームは最強です。お姉さんも最強です。親しみのある快活なお嬢さんが、タカラのホーロー自慢の演出のため、商品を殴るわものを叩きつけるわ足で蹴飛ばすわバーナーであぶるわと、そのパフォーマンスと元気な声に圧倒されます。そして自社に対する愛情と自社製品に対する自信が偽りなくお姉さんから伝わります。タカラのお姉さん100点。
帰るときはこちらのほうが深々とお礼を申し上げたほどです。

クリナップ

クリナップのキッチンには敬意を表していたのですが、忙しくてショールーム見学をゆっくりできませんでした。こちらのせいなので採点なし。すいません。

トステム

トステムに出向きましたが、お姉さんもお兄さんも客を無視、何か尋ねようかという気も起きませんでした。やる気なし。0点。商品は気になっていましたがそれ以降調査の対象から外しました。

TOTO

TOTOのショールームは洒落ていて、ブランド志向を打ち出していました。商品もいいです。貫禄といったところでしょうか。
キッチンの表面処理もTOTOは特殊です。
他のメーカーの普及価格帯の最安値の仕上げはカラーボックス仕立てですが、TOTOのは一番安い価格帯でもエンボスの入ったマット仕上げです。この感じを採用しているのはTOTOとトーヨーキッチンでした。これは素晴らしい。
担当のお姉さんは大変頭の良い人で、飲み込みが早いしこちらの希望を元にした提案も的確だし、職業人として尊敬できる人でした。これはTOTO的には大当たりの逸材でしょう。私も頭の良い人が好きなので高得点90点。

INAX

TOTOの近くにあるINAXのショールームは、色んな意味でTOTOと比較されるでしょうが頑張ってます。洒落た展示をしていますが事務カウンターには書類が山積みだったり、いい意味でビジネスライク。
そしてここのお姉さんはすごいです。色っぽいです。艶めかしいばかりの仕草と語り口です。説明を聞いていても、内容は全く伝わらずお姉さんに見とれます。まるで個人開業医で王様気取りの歯科医の美人助手のようです。
ショールームを出て、たっぷり聞いた商品説明を何一つ覚えていないことに気づきました。お姉さん採点不能。

トーヨーキッチン

カッコいいキッチンとの相乗効果、このショールームはどこのブランドショップですか美術品展示場ですか。
予想通りの洒落たショールーム、賢そうなお姉さんもいます。でも厭味な感じはまったくなく親し気です。もともと、ただのお洒落ブランドじゃなくてステンレスの技術系だから、ブランドにも力があり、従業員の質もいいのかもしれません。
しかしそんな中、最大のカッコ悪いところを発見。格好良くレイアウトされたパソコン上でのシミュレーション設備ですが、当然トーヨーキッチン的にはMacでしょうよ。せめてもうちょっとカッコいいパソコンとかモニタを置いて欲しかった。
話はそれますが、他のメーカーもほとんど全て、web上のパーツ組み合わせシミュレーターが全てMacで動きません。これは各メーカーのサイト担当部署馬鹿すぎ。きっと捏造調査でおなじみの大手リサーチ会社の「Macユーザーは2、3%、無視して良い」とかっていう虚偽報告を鵜呑みにしてサイトを作ったんでしょう。あの報告嘘なのに。
話がそれて申し訳ありません。えっと。
まあトーヨーキッチンはカッコいいです。もうそれしか言えない。
キッチンを調べて3ヶ月目には、我々は9割以上トーヨーキッチンに決めていたのであります。
ところで調査の後半、住まいのショールーム★調査隊というサイトを知って、大いに参考にさせていただきました。

メーカー比較

最初は何が何やら判らない状態でメーカーサイトを訪問し、矢継ぎ早にカタログを申請、手に入れます。こんなところです。

サンウェーブ
ミカド
タカラ
クリナップ
トステム
TOTO
INAX
トーヨーキッチン

最初は意味不明だったものが、調べていくといろいろと見えてきます。

例えば、単に色の違いだと思っていたものが実は表面処理そのものの差で、これが一番価格の幅が広いということや、蛇口やコンロ、レンジフードといった付属品は専門メーカーのOEMで、どれを標準に組み込むかがメーカーの判断であるとかいったことです。

最初は大はしゃぎで喜んでいたパタパタくんや降りてくる吊り戸棚などのギミックには、そのうち本当に興味を失ってしまい、シンプルさだけを求めるようになってきます。

安さに釣られた普及価格帯の表面仕上げにもうんざりしてきました。カラーボックスかよという仕上げは受け付けません。

さて色々調べていくうちに、各社の特徴を掴んできました。あくまで勝手な判断ですが。

サンウェーブ

良くも悪くも標準的なキッチン。
包丁入れや小物入れがパタパタしたり、降りてくる吊り戸棚の水平位置を保ったり、面白いギミックに力を入れています。
若奥さんが「わー何これ。これいい。これほしい」と思わず叫んでしまう元気主婦ターゲット。
デザインも庶民的で厭味なし。
バスにはあまり力を入れてなさそう。

ミカド

良くも悪くも普通なキッチン。パタパタするギミックを採用したり、シンプルなデザインを採用したり、最安値の安物から高級仕上げの上等品までそつなくラインナップ。
バスもそこそこ。とにかくそこそこ。実売価格の安さを考えると、デザインコストを下げて安値提供を目指しているのかなと感じます。

タカラ

キッチンもバスも自慢のホーローが特徴。強い。保温力がある。その自信たるや凄まじいものがあります。
定価を下げて実売価格との差をなくそうとしている姿勢は評価できます。
デザインは悪く言えば昭和風といいましょうか、ワンポイントの柄が入っていたりして、それなりに味わい深いです。

クリナップ

クリナップは昨今の新しいキッチンの流れを作ったと言っても過言ではない提案型のメーカー。ステンレスに拘った作りも技ありという感じです。技術と提案。良い企業です。

トステム

サッシメーカー大手のトステム、キッチンなんかも作ってます。商品力に強さを感じますが、ここも何やらそつなく売ってやろうというラインナップで、際だった特徴が見つけにくいのも事実。ややクール系の標準的な要望にはすべて応えられますという百貨店的なイメージを持ちました。

TOTO

油断していたらTOTOのデザインはいいですね。キッチンも、バスも、洗面もカッコいいです。素材感にも力を入れていて、安物のカラーボックス仕上げみたいなのはありません。普及価格帯キッチンの表面仕上げはマット仕上げです。これはいいです。
レンジフードの選択もいい。富士工業のわりといいやつを標準に組み込んでます。TOTOは強気です。

INAX

INAXはTOTOよりやや敷居を下げた感じで、中途半端と言えば中途半端ですが、それでもブランド力は維持出来ているように感じます。ユニットバスに「くるりんポイ」という排水に渦を発生させる機能を採用、これはギミックものというより、一工夫という感じで大変魅力的です。この仕組みは他社でも採用していますが、全面に押し出していてやる気満々です。

トーヨーキッチン

トーヨーキッチンはデザイナーズハウスでの採用は基本。もっともお洒落でカッコいいキッチンブランドです。かっこ良すぎて問答無用です。こだわりのキッチンであるならば文句なしに採用でしょう。
以上、あくまでも個人的な見解です。メーカーの皆様どうもすいません。
他にもメーカーは沢山ありますが、あまりよく調べなかったので。どうもすいません。

図面(ほぼ)完成(に近い)

 

結局、購入の決定をしてから、駄目押しでもう一度測量をさせてもらいに伺いました。
曖昧な図面はすでに作っていたものの、改めて測り直すと細かいところが随分違っています。
やっと正確な図面が書けるときが来たと思ったら、間もなく契約、引き渡し、工事開始ですから、修正だけとはいえ、時間が足りません。でも頑張る。

genjo1.gif
これが現状の正確な図面。

さてここから間取りの決定、解体箇所、設備詳細を作らねばなりません。
しかしそもそもまだ間取りで悩んでいる。
解体屋はもうじき来る。
さてどうしよう。えいっ。

2Fplan.gif
2Fプラン決定。

3fplan.gif
3Fプラン決定・・・できない。二つのうちどちらかにしよう

kaitai1.gif

というわけで、当初の解体予定。
○が付いたところは残す。
青いところは、床が下がっていて左官で埋めなければならない箇所。
1階の下側も解体予定ながら、まだ解体した後どうするかぜんぜん決まっていないので保留。
なんとかここまで漕ぎ着けましたがまだなんか不安。

まずは知ることから

 

4月から6月にかけての3ヶ月間弱、キッチンメーカーというものを知り、キッチンやユニットバスという商品を知り、ショールームというものがあると知り、我々夫婦は無知100%からいっぱしのマニアへと変貌を遂げることになりました。

さて最初に軽く検索してみたら色々なメーカーサイトがヒットするわけですが、型番表記のルールもわからず、シリーズ名を見ても何の事やら判らず、サイズの決まり事も知らず、まったくのチンプンカンプンでした。

「ユニットバスって知ってる?」
「知らん」
「風呂部屋ごとセットになった風呂キットやで」
「ほほう便利なもんがおますなあ」

「ユニットバスの単位知ってるか?」
「知らん」
「1坪用とか、そういう規格サイズらしいわ」
「ほほう分かりやすおまんなあ」

「人工大理石って流行ってるらしいなあ」
「なにそれ。人工で石作るんか」
「よく読んだらただの堅いプラスチックやでこれ」
「ほんならいらんわ」

「今時のトイレって節水型らしいな」
「ほほう今時やね」
「シャワートイレ憧れやなあ」
「いやや。気持ち悪い」

「キッチンってどうなってんの」
「このシートにチェックしていったらいいのや。部品を選ぶんや。Macの買い方と同じやで」
「チェックしたで」
「なになに。総額180万円也か。ふーん安いな・・・安ないわっ。やり直しっ」

「キッチンや風呂って定価高いけど、実売は半額以下みたいやで」
「うわほんまや。安っ」
「これこれ。それに騙されてはいかん。よう見てみ。それでもまだ高いで」
「ただの安っぽい家具やのにな」
「タカラは定価安いけど値引きがあんまりないから結果いっしょやな」
「トーヨーキッチンもそうやな」
「だから中間業者が扱いにくそうにするんやな」
「知恵やな」

「ミカドやっすいなあ」
「値引きしすぎやろ」
「でもこの表面塗装見てみ、これアホみたいな仕上げやで」
「上等の仕上げを選んだら値段跳ね上がるなあ」
「知恵やなあ」

「トーヨーキッチン見てみい、一番安いモデルでも、他のメーカーの中の上くらいの表面処理やで」
「形もカッコいいな」
「やっぱりトーヨーキッチンに決めようか」
「シンクがでかすぎていやや」
「このでかさは男受けするサイズやな。その証拠にトーヨーキッチンの広告見てみい、台所に立ってるの、髭のおっさんやで」
「ほほう」
「知恵やな」

幸運とは、業者に知人がいることである

計画段階では、塗装・仕上げ会社と解体業者の友人たちにそれとなく打診しておきました。
職人が暇なときでいいから、日当程度の値段で手伝って~という感じです。

この2社の友人がいなければ、最初からリノベーションは考えなかったかもしれません。
特に解体業の友人など普通の人にはいないでしょう?これは助かりましたよ。

そして、仕上げ会社の社長の紹介で、各業種の職人や親方と知り合うことが出来て、リフォームにおける最大の懸案事項「工務店との折衝」がなくなったわけです。

DIY+アルファでのリノベーション工事は、友人たちの心強い支えがあって初めて実現の可能性が高まりました。

ただし工務店に依頼しないことによって、価格の安さと引き替えに大きな責任を背負い込むことになります。即ち「工事日程の段取り」「材料の支給」「工程管理」「現場の監督」「依頼作業以外の全ての現場作業を自前でやる」などです。

つまり自分が工務店になったわけです。
DIYでひとり工事を進行しつつ、図面の修正をやりつつ、10時と3時にジュースを買いに走りつつ、現場監督をやりつつ、資材運びを手伝いつつ、指示したり設備メーカーと連絡を取りあったり、床に墨出しをやったりするわけです。

売り主側仲介屋さんの機転

契約は、あるがままの状態で購入、という形です。
しかし、こちらの条件では「すべて空にしておいてくださいね」です。
このとき、大きな設備についての摺り合わせを何もしていなかったので、以下の大物が残りました。
屋上に敷き詰められた人工芝、大きな物置、1階店舗部分の厨房設備(レンジフードやカウンター内の据え付け什器)、埋め込みの店舗用エアコン及びその室外機
などなど・・・
こちらの気分としては「どうせ解体屋さんに全部やってもらうから同じ事だ」と甘い認識をしていました。
売り主側の仲介屋さんの機転で、引き渡し直前にそれら大型設備を全て売り主負担で撤去してくれたのは、後になって本当に助かりました。
大型設備の解体、撤去とその廃棄処理には結構な費用がかかるんです。
好印象を得たことで、ありがたい対応を得た一つの例です。

購入までの雑多な事件

さてそんなこんなで購入を決めようかどうしようかよし決めたよし決定っ、とか言ってる隙に、他の誰かが手付けを打ったらしいと仲介屋から連絡が入りました。
ショックでひっくり返りましたがこれがご縁というものか。
またあの不動産物色サイトで物件を探す毎日が復活しました。しかし若干気が抜けたのも事実。
半ばヤケクソで、少々遠い立地や近場だけども狭苦しい建物などをチェックして回ります。それなりに笑える物件ばかりでちょっと楽しんでたりしたわけですが、これという物件には出会えません。

そんなある日、仲介屋から電話が入り「先約が流れた」と。
ご縁は確かにあった。しかし、より大きなご縁のなさが立ちはだかります。
つまり先約者がなぜキャンセルしたのか、それは融資の問題です。
ならば、同じ問題が我々に降りかかるのも自明。

この中古物件、あろうことか建坪率95%、容積率300%を誇るやっちまった系の物件でありまして、数年前から各銀行には政府からの厳しいお達しが届いており、曰く「そういう中古物件に融資するべからず」

というわけで、5年前なら問題なかったのですがそのお達しはすでに都市銀行に行きわたっており、制度系、都市銀系からの融資は絶望的状況になっていたのであります。

さてここからは、中古物件購入を考えておられる私同様社会不適合的自営業・自由業の皆様が一番気になる資金繰りや融資の問題の話ですが、ここでくだくだ説明はできません。
必然という名の奇跡が起こったこともあり、懸案事項は解決されたという結論だけ記しておきましょう。

「やはりご縁がありましたね」と、こちら側の仲介屋、売り主側の仲介屋が口を揃えます。
そう。売り主側の仲介屋さんにも、我々の評判がよろしかったようなのです。
だから先約がモタモタしていたときにさっさとそちらを切り、こちらに注力してくれたわけです。
こういうところにも、人の情けと因果応報が発揮されたわけですね。
売り主側の仲介屋に好印象を持たれた件は、契約直後にも威力を発揮しました。