最終日、8月31日。
最後に残った小物などをすべて運び終えます。義母がすっかり空になった御所屋敷の拭き掃除を丹念にやってくれました。
土間や玄関先も高圧洗浄を済ませ、細かなゴミも全て片づけます。
現状復帰工事は全部済ませたわけじゃないのですが、それは家主との今後の話し合いで折り合いをつける手筈になっています。
何となく後ろ髪を引かれる思いに囚われながら、17年間世話になった家に鍵をかけ、家主に返還します。
これまでの人生で最も長く住んだ家です。何も感慨がないと言えばそれは大嘘になりますね。
こうして、引っ越しは全て終了しました。
契約の日から2ヶ月と1週間。怒濤のように流れた時間の中で工事を行い、引っ越しと明け渡しまでギリギリ完了の快挙を成し遂げたのであります。ぱちぱちぱち。
8月31日の夜はさすがに脱力感にみなぎっています。完全に放心状態。
しかし、これから荷ほどきなど、また気の遠くなるような作業が待ち構えています。
このブログは2009年7月に突然開始して、工事期間と等しい日数で引っ越しまで書き上げることを目標に進めてきました。今は9月の半ばですから半月ほど遅れたわけですが、こうして書いている期間より短い期間で工事と引っ越しをやってしまうとは思い返しても恐ろしいです。なんという無茶な計画で始めたことでありしょう。今なら、決してこんな無謀な計画は立てません。もうほとんどアホの仕業です。
これまで長い間、というか、濃い密度でおつきあいいただいてありがとうございました。
応援のクリックをしていただいている方々にもお礼申し上げます。
というわけで、この回にてめでたくブログ終了かと言いますと全然そんな気はなくて、まだ続きます。
引っ越し後もしばらくは同じテンションで改装工事を続けていたので、まだまだ「終わった」という実感はありません。
もう少し与太話に付き合って頂きたいのですが、よろしいでしょうか?
与太話の後は、また工事再開の記事を地味に書いていきたいと思っております。
ありがとうございました。