壁画制作の工程の代表的な流れです。
割愛できることがあったり、より深く掘り下げなければならないことがあったりと、プロジェクトによって対応は異なります。
ごく大雑把には、
打ち合わせ → 原画 → 制作 となります。より詳しくは以下に。
目次
壁画制作工程 詳細
1. 取り組み・仕様
意図や目的、完成イメージ、方向性を決めていく過程
完成イメージは「壁画である」「パネルを取り付ける」といった基本の仕様に基づきます。
たとえば、絵を描くのか、色彩を考えるのか、など大枠すらない状況からの出発もあります。
すでに完成イメージをお持ちのの場合はこの過程は不要、ダイレクトに話が進みます。
2. 方向性の確認
ラフスケッチ、参考事例や写真を用意しての打ち合わせ
調査、研究、取材などが必要な場合にそれらを行う工程でもあります。
ラフスケッチなど具体的なイメージを作り出す過程として重要です。
すでに明確な原画イメージが提示されている場合は省略されます。
3. 完成イメージの構築
デザイン、原画、元絵、サンプルの作成
原画の完成度は必要に応じて、大体の構図を確認出来るものから、図面レベル、仕上がりと同等規模の完成状態までさまざまです。
4. 制作 – 原稿・下絵
比率の正確な原画、原寸大の下絵、あるいは絵ではない場合は実寸サンプルボードの作成といった工程です。制作・施工を進める上でのシステマチックな原画、原稿作成の工程です。
5. 制作 – 支持体と下地
下塗り段階までをこの工程と捉えています。
6. 制作 – 実制作
壁画の実制作工程
壁画制作:期間について
比較的ハイグレードな御依頼では、原画工程に数ヶ月、実制作に1〜2ヶ月というケースが見られます。
上記「制作の流れ」で記した工程がすべてフル稼働すると長期のプロジェクトとなります。
壁画制作:予算について
とりわけ、[何を描くか] と [描くものの密度やグレード] によって左右されます。
【原画・デザイン費用】 + 【準備工程】 + 【現場経費】 + 【平米単価】 +【諸経費】
具体的な数字をご希望の方はお問い合わせください。制作場所、制作意図、内容、面積などをお知らせいただければ概算が出るかもしれません。
あらかじめご予算が決まっている場合、その予算内での最善を尽くす方法を特に近年は考慮しています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。