障壁画

障壁画

ふすま絵や戸板に描かれる日本画です。

日本の装飾美術といえば屏風、襖絵、障子絵といった障壁画ということになりましょう。障壁画には設立当初より数多く取り組んできました。古典の模写をはじめ、オリジナル作品にも力を入れています。

 

 

天井画

天井画

天井に描きます。

空や雲、教会や宮殿に見られる欧州の古典絵画、龍や模様など寺院に見られる和風のテイスト、モダンでシックな模様など内容はさまざま。 直接の描画のほか、あらかじめパネルやカンヴァスに描いたものを設置してタッチアップするなどの方法があります。

造形物

建具・造形物

また、鉄扉や什器に描き込んだりすることもよくあります。 実際とは別の材質を表現したり、偽の立体感やオブジェクトを加えたり、壁に見立てて壁画を描いたりします。

破損の修復

補修・修復

破損や劣化した美術品の修復・復元をご相談に応じて対応しています。

これまで、所蔵絵画の破れの修復、古い彫刻の再彩色、工芸品の表面の剥がれなどを行って参りましたが、比較的簡易な修復とお考えください。

だまし絵額縁

タブロー

タブローとは、壁画や天井画などに対して、紙やカンヴァスに描かれた持ち運べる絵画作品を指します。

額装したタブロー、パネルなどに描いたものを納品します。 それならば通常の作家のアート作品と何がどう違うのか、との疑問が浮かぶかと存じますが、ほとんど同じです。ですが、注文による制作であるかどうかがその違いになります。指定の内容であったり、指定の目的であったり、指定の点数であったり、また、模写作品などになります。

額縁のあるだまし絵タブロー
ピースボート エントランスに納品したモダン絵画
原爆ドーム

特殊ペイント

特殊なペイント施工です。主に「塗り」による制作で、特殊仕上げ、エイジングなどと一般に呼ばれています。

ペイントによって木や石などの素材を表現する、味わいを深める、古びた感じを表現する、抽象画のような肌合いを作る、などさまざまな空間演出に用います。

素材を表現するのはトロンプルイユ(だまし絵)の範疇にあり、経年変化を表現するエイジング、抽象表現のアート仕上げなどと本来はそれぞれ異なるものですが、建築の世界では「エイジング」と荒っぽく同等と見なす風潮が根強く残っています。

原爆ドーム エイジング 石積みの城壁風
店内デザイン

デザイン

デザインのご依頼にも対応しております。

社名ロゴデザイン、プレゼンのための資料制作、記念碑デザイン、店舗の設計プラン、建築装飾部のデザイン、CDカバーアートといった事例があります。

店内デザインパース 寺院 飾り鋳物デザイン
南蛮渡来図

和のテイスト

和風のテイストです。

美しい線と色で大胆に構成された障壁画です。日本画調の場合、壁に直接描くことは少なく、建具や屏風に描くケースがほとんどです。
社寺では、天井や梁に直接描かれる日本画の壁画も存在します。

南蛮渡来図 ふすま絵
古いフレスコ画調

古びた持ち味の壁画

古さの表現を含めた壁画です。

剥がれや退色、壁そのものの古びた感じと共に描く古びた壁画です。古く見せることにより、施設に風格や歴史を感じさせる空気を創り出します。

古いフレスコ画調 ポイント壁画
レリーフ調のオーナメントを手描きで

模様、オーナメント

模様や装飾の描画です。

建物に模様や装飾を施すことは、遙か昔から現代に至るまで、途切れることなく続いてきました。現代では優れたクロスもたくさんありますが、敢えて手描きにこだわる模様も捨てがたい魅力があります。立体感をともなうだまし絵的なものから、ステンシルを使った上品でソフトなもの、あえて手描きの荒さを残す装飾など、選択の幅は限りなく広いです。

ソフトなタッチ

スケッチのような風合い、壁に溶け込む淡い色調、軽いタッチのイラストなどです。

壁面に広い範囲で描かれる壁画では、重い感じを避けるために淡い色やソフトなタッチが好まれることがあります。

そういうのは別に、軽いイラストタッチのワンポイント的な絵柄も店舗で人気です。

抽象画

モダンなテイスト

シンプルなもの、ミニマルなもの、抽象など、現代的なモダンなテイストです。

現代美術風のデザイン、またはドローイングやイラストレーションのようなもの、ポップなもの、ファンシーなもの、サイン的なものまで、幅広く制作しています。

抽象画  ファンタジー

作例 原生林

ナチュラルな絵画

空や森など自然の姿です。

古典的な絵画の技法や、比較的近代の技法、丁寧で細かい描写から、雰囲気重視の風景画、空や海、森や木々の描き方も様々です。

 

作例 原生林 作例 椰子と海
飲食店壁画

壁画(内装)

主力の壁画全般です。壁面に絵や模様を描きます。

古典的な洋風、和風の作風が中心ですが、近代的な明るくソフトなタッチ、モダンデザインなど、様々な内容、ジャンルに対応します。

いわゆる「壁画」という言い方は、当方が行うすべてのアートワークを指すこともできますが、ここでは特に「現場の壁に直接描く」という、狭義の分類としての「壁画」を指します。
ただし、パネルなどに仕上げて現場に取り付け、その後タッチアップや仕上げを行うことまでを含めることとします。

飲食店壁画 エントランスパネル絵画

壁画(外装)

外部の壁画です。

サインの役割を果たすもの、インパクトを与えるもの、美化に貢献するものなど内装の壁画とは多少印象が異なる場合もあります。 日にさらされ雨風に打たれる外部では、支持体の状態、下地、使用する画材の選定などが重要になります。

 

外部壁画

外部模様壁画

地中海レストラン 船の壁画

欧州のテイストで

欧州のテイストを持った壁画です。

ヨーロッパでは壁画の文化が現代にもずっと根付いており、歴史建造物に交じって街角のレストランやショップでも頻繁にアート作品を見かけることができます。 フレスコ画をオリジナルに持つこのようなテイストはいわゆる「壁画=ミューラル(Mural)」の代表的なイメージではないでしょうか。

欧州のテイスト作例2 欧州のテイスト作例1
トリックアート作例2

トリッキーなエンタメアート

だまし絵(trompe l’oeil)をもう少しエンタメ寄りに、楽しいアートして身近なものにする取り組みがあります。トリックアートというキャッチーな呼び名が浸透しました。最近では「3Dアート」なんていう言い方も見かけます。

いずれにしても同じことで、楽しさ重視のだまし絵という括りでいいと思います。

遠近法を活用して視覚効果を狙ったもの、色彩や形状のトリックを用いたもの、数学的なものなどがあります。一定の角度から見たときにだけ成り立つ構成はストリートペインティングでもおなじみです。

だまし絵

だまし絵 trompe l’oeil

建築などに合わせて実物大で描くトロンプ・ルイユ(Trompe L’oeil)、日本語でだまし絵です。

だまし絵の歴史は大変古く、カンヴァスに描く絵画作品が生まれる以前からありました。実物がそこに存在するような構成が一般的で、柱や窓、棚や小物たちが描かれます。実物を実物大に描くだまし絵にとって、最初のテーマが建築装飾でした。壁画=だまし絵と言っても過言ではないその歴史の中で、だまし絵が描いたデコレーションが実際の建築に影響を及ぼしたとされる時期すらありました。

地下エントランスの床面トリックアート

イベント会場

ライブペインティングや喋りながらの実地制作など、特設会場などで行うイベント出演の事例です。

短期間あるいは短時間で絵を描いたり技法の講演をしたり音楽と共演したりと、たいへん面白いアプローチです。

個人邸壁画作例

個人邸・贈答品

自宅の内装や外壁の壁画、額装された作品など、個人のお客様が作品を御依頼になる事例です。

お店をやっておられる方だけでなく、ご自身のためや贈答品として作品を依頼をされたり、ご自宅への内外壁画の導入の事例もあります。
肖像画や建築物などの絵画、お気に入り絵画の模写、屏風絵、障壁画など、主に個人の思い入れが強い内容をご依頼です。

個人邸壁画作例

オフィス

オフィスに壁画や特殊塗装を導入する事例も増えているようです。

個性的な会社や住宅の演出として、だまし絵やインパクトのある作品が好まれる傾向があります。
建築や内装の壁画とは別に、事業関連ではプレゼンテーション用の資料やグラフィックを制作、納品することもあります。

作例:資料館の大壁画

博物館や公施設

博物館、資料館、その他公的施設などの壁画です。

展示物レプリカ、模写、壁画原画のCG原稿、著名作家とのコラボレーション大壁画の制作などを行ってきました。

作例:資料館の大壁画 作例:公民館に納品した絵画
作例 美術品修復 某学院

学校・教育施設

学校や公的施設に壁画や装飾を施工する機会もあります。

また、所有美術品の補修や修復、他の補修の補助などのお手伝いもさせていただいております。

某学院、傷んでいた絵画の修復 小学校 ステンドグラス調描画
神社・寺院 作例

神社・寺院

お寺にある見事な障壁画や天井画をご覧になれば、壁画(障壁画)や天井画が東西を問わず古くから存在している美術だということを思い出されるでしょう。

改築や増築時の新規障壁画、模様や絵画の修復・復元、レプリカ、模写をはじめ、小品、肖像など、期待に添えるべく努力しています。

神社・寺院 作例 神社・寺院 作例
木の表現

素材表現

木や石や金属などの素材表現、古さを表すエイジングなどです。

エイジングとは経年変化を表現する技法です。多くの場合、何年ほど経過してどのくらい劣化しているか、という設定で作りだします。 また、木や石、鉄などの素材を塗りで表現する技法があります。古くはイタリアのだまし絵に始まるこの技法は、目立たず溶け込むような塗装的な意味合いを持つ方向性と、塗りであることを強調するような絵のような方向性の二つの方向性があります。

木の表現 石の表現
ホスピタルアート, 機器着彩, 壁画, 天井画

医療施設

医療施設へアートを取り入れることは、患者の心を癒し穏やかにする効果が得られるとされています。

例えば、こどものための病院では、待合いの壁画だけに留まらず、検査室の天井や機器そのものにソフトな絵を施して安堵感を与える試みがなされました。医療施設に導入されるアートは、「ホスピタルアート」と呼ばれ注目されています。欧米では30年ほど前に広がりを見せたそうですが、日本でも主に小児医療施設を中心に取り入れる動きが見られます。

この例はかなり大型の医療施設の施工例であり、立案から計画、図案や原画の決定に至る長いプロセスの結果であり、多数の会社が関わる大きなプロジェクトです。私どもはその最後の最後、描画部分を絵描き屋として担当したに過ぎません。施工例としてご覧ください。

大がかりでない地域の個人医院や歯科医院での壁画制作の実績もあります。

大型施設・娯楽施設

テーマパークなど娯楽施設は、壁画、エイジング、書き絵など、アートワークの本領が発揮される場でもあります。

特にヨーロッパの美術に関わるものについては、大型プロジェクトに参加させていただきました。

テーマパーク作例:外壁だまし絵 テーマパーク作例:天井だまし絵

店舗

飲食店、物販店、大型商施設内の店舗、チェーン店から個人経営のお店など、幅広く店舗にはアートワークが似合います。

ワンポイントの模様や壁面全体の装飾ペイント、ソフトなもの、軽いタッチ、重厚で高級感のある美術、店舗の個性に応じて様々な壁画やアートワークがあります。装飾美術は空間を演出し、価値を高めます。

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